2/15  2/16   Gifu University Hospital   2005/2/17   appendix

岐阜市内から岐阜大学病院に向かうと,まだ病院前までしか道はできておらず,以北は工事中だった. 一番南側にある門前薬局.冬場だが,南面には葦簾(よしず)が立て掛けられていた.「ドライブスルー」が可能となっている. ずらりと並んだ門前薬局.歩道のレンガは目地の間には雑草が生えており,久留米のようにコンクリートを流した上にタイルを貼り付けたものとは違い,水溜りができにくい構造. 門前薬局はドライブスルー方式で処方箋を受け付けているところもある. ドライブスルー入り口 門前薬局 岐阜薬科大学附属薬局 門前薬局の南側の農地と雪をいただく西方の山々 伊吹山?山の向こう側は琵琶湖. 貝月山? 門前薬局,黄色い旗を持った黄色い服の人(2名)が岐阜大学病院に自動車を誘導していた. 大学病院の北側には山が迫る. 門前薬局に行くためにはバスやタクシー,自家用車の通る正面玄関前を通過する必要がある. 玄関前には大きな屋根があり,自家用車,タクシーの乗員はここで降車可能.バスはここを通過し約50メートル右方のバス停に停車する. 病院は東西に長く,中央部分が南北に膨らんだ形. 岐阜大学医学部 病院(左側)と医学部とは2〜3階の2層の渡り廊下で水平に接続している. 病院に面している医学部の北面. 医学部の西側の入り口. 岐阜大学医学部案内図.病棟・医学部・看護職員宿舎とも東西に長く建っているのが分かる. 門前薬局前から病院玄関方向を見る.右側は医学部. 表記は『岐阜大学病院』 屋根は病院の西側から北側へと続いている.北側には時間外の出入り口や駐車場がある. 病院北側ほぼ中央にある時間外出入口.入って右側に救急部がある.まっすぐ行くと内視鏡室の前を通り,エレベーターホールへとつながる. 岐阜大学病院正面玄関.風除室はあまり大きくなく,自動ドアでもあり,良く機能しておらず,寒い風が院内に流れ込んでいた. 病院正面玄関左にある病院案内. 病院正面玄関を入って左側には車椅子置き場.何人か座れるようになっていたが,玄関から風が吹き込んできて寒い場所. 病院正面玄関から入ってすぐの場所.ソフトクリームコーンのオブジェがなければ喫茶室があることに気づかないほど.右にあるのは両替機とICカードの追加入金・清算機 正面やや右には再診受付気が2台設置されていた.午後の訪問ということもあってかカバーがかけられていた.『この再診受付機は予約のない患者様の受付の機械です』 正面玄関を入ったところから右方を見ると総合案内,その向こうにロビーそして医事のカウンターがある. 正面玄関を入ってすぐ右には外来の案内図がある.左は総合案内,その向こうにロビー,医事のカウンター. 2階の南側の案内板 2階の北側の案内板 2階からロビーを見る.ロビーは3階吹き抜けで,西に開いている.ロビーの床は床暖房が入っている.ソファーは柱の周りと医事のカウンターの前,薬局の前にごく少数設置されていた.(午後4時25分ごろ撮影) 1階のロビーから2階へ続くエスカレーターと階段.非常に開放感がある.(午後1時少し前に撮影) 1階のロビーから2階へ続くエスカレーターと階段.非常に開放感がある.(午後4時20分ごろ撮影) 医事課の前の待合ソファーは少数.全て床に固定されており,開院の記念式典の時には邪魔になったという. 院内薬局の前.基本的には院外処方なので,特に待合のためのソファーは用意されていない. 自動支払機を利用する人は見かけなかった. 外来の診察案内表示板. 診療科の入り口付近.全館において,手すりは上下2本設置されていた. 1階ロビー階段の向こう側のスペースにはピアノがおいてあり,時々演奏されている. 左側は外来専用のエレベーター(1階〜2階のみ).総ガラス張り. エレベーターの向こう側にはエスカレーターと階段となる. 2階の売店の前に設置されていたガチャポンと雑誌,文庫本などの陳列棚. 2階の売店.会計はICカードも利用できる. 2階のレストランのメニュー.岐阜グランドホテルが入っており,客単価は1000円前後のようだ. レストランの入り口.食券を買うようになっている.営業時間は8時〜20時.外来の2階にあるが,『土曜・日曜も変わらず営業します』 レストランのメニュー.うどん,そばの420円から3150円の飛騨牛ステーキセットまで幅広い. レストランは利用しなかったので味やサービスは不明. 1階奥の中庭(光庭).少なくとも竹には水をやらなくてもよさそう. 男子トイレの入り口.点字利用者のための案内板が設置されていた.指でなぞると便器や洗面台の配置を知ることができる. 自動販売機では飲み物だけではなく焼きおにぎりやアイスクリームも提供されている. 自動販売機と向かい合わせには各病棟への薬の払い出しロッカーが設置されていた. ロビーとトイレの間にある薬の払い出し口.一見セキュリティーが甘いように見えるが,実は電子ロックされていて,それぞれ特定のリモコン装置でしか開かないようになっている. 『PASS BOX』は日立製作所製. 最上階の図書室の窓から東側を見る.岐阜大学のキャンパスの北側にはハードとアンツーカーとクレイのテニスコートそれぞれ4面,プール,通信用のパラボラアンテナが見える. 岐阜大学キャンパス.手前の工事中医学部キャンパスの東側の場所はどうやら池のようだ. 病棟最上階の図書室から南を見る.右側の建物は医学部,左側は岐阜大学キャンパス,かすんでよく見えないが,高圧電線の向こうは岐阜市街地方面. 岐阜大学キャンパス.天体望遠鏡を備えているようだ.向こうの山の途中に見えるのは岐阜城? 病棟最上階(9階)の図書室.コンピュータが2台設置されていたが,『使用禁止!!』となっていた. 図書室にも洗面台が設置されていた.蔵書は漫画主体? 図書館の蔵書には医学系のものは見られなかった. 病棟の図書館は文学書,娯楽書主体. 病棟のデイコーナー. デイコーナー内部.自動血圧計が設置されていた. デイコーナーの内部. 病棟の食堂. 特別室脇のデイコーナー.あまり利用されていないらしい. デイコーナー脇にはICカードの販売機が設置されている.1枚2000円,うち500円は保証金. 病棟を案内していただいた事務の方と師長さん. 病室の表札は電子式で通常は何も表示されていない. 触るとスイッチが入るが,名前は表示されない. 部屋ごとに絵が表示される.特殊な操作をすると名前が表示される. 特別室(3万円)のドアから中を見たところ.ベッドは右奥にあり,入ったところからは全く見えない.右にキッチン,左に冷蔵庫と電子レンジ. キッチンには電磁調理器. ベッドとテレビ. ベッドサイド端末とファックス. 洒落た洗面台と風呂. 水周りは1箇所にまとめられている. トイレ内には洗面の他,蓄尿装置も設置されている. 病棟の南側は医学部.実は,特殊な窓ガラスとなっていて,正面からの光のみを透過するようになっている. 窓の開口率は高く,ひざの高さから天井まで窓となっている. 窓ガラスは斜めから見るとスリガラスのように不透明となる. 正面は透明ガラスそのもの. 病室内は樹脂の床剤で,廊下は毛足の短いカーペット. スタッフステーション前.カウンターの高さは高めで,立ってちょっと肘を付くのに良さそうな高さ. 病室前からスタッフステーションを見る. 看護師ひとりに1台の端末が用意されている.ワゴンはとても重く,転棟したことはないという.使用しないときには天板の下に入れ,鍵をかけて盗難を防ぐようになっている. ノートパソコンはワゴンと自転車の車輪ロック用のワイヤー様の物だけでつながっていた. 使用後は天板下に入れて,ロックをかけると取り出せない. 注射処方箋は薬剤部から薬剤と一緒に搬送されてくる.IVHなどは薬剤部にて調製. 中型搬送機.右下に見えるコンテナをセットし,ふたを閉めて行き先を指定すると送られる. 行き先を指定しているところ. 行き先設定パネル. 採取検体スピッツ専用コンテナ. ナースコールシステム.しばらくすると液晶表示は消える.ナースコールがあるとPHSでもコールを受けることができる. 医長・師長室.奥が師長さんが使っている机.電子カルテ系は光ファイバー,インターネットに接続されているLANはメタル回線で物理的につなげないようになっている. メールをチェックする師長さん. 回覧などは紙運用のようだ. 記録室.奥の縦に縦長に設置されている液晶モニタは放射線科が使用する高精細モニタとのこと. 普通の電子カルテ端末.カルテ用にはIBMの17インチXGAモニタを,画像用にはiiyamaの20.1インチUXGAモニタ(14〜15万円) 医師回診用には3台のワゴンに載せられたノートパソコンを使用.回診中に次の患者さんの準備をしておく,という運用.スーパーマーケットの買い物カートを改造したものと思われるワゴン.転倒したことはないという. ノートパソコンとワゴンはワイヤーでつながっているが,3桁のシリンダーキーを開けると取り外せる. カンファレンスルーム.電子カルテのコンピュータは2セット用意されており,次の症例を用意しておくことができる.天井の液晶プロジェクタでスクリーンに表示する.テーブルは2×4列の配置で,3人ずつ掛けると24人がテーブルを前に着席することができる. シャウカステンも用意されており,他病院のフィルムを閲覧することができる.なお,他病院のフィルムもフィルムスキャナーで電子カルテシステムに取り込むこともできる. カンファレンス室の隣には学生用の部屋が用意されている.広さはカンファレンス室と同等. 赤い『立入禁止』のポスターはスタッフ専用エレベータホールへの入り口.こちら側のへこみの下部に足を入れると開く.自動的に閉じる. 1階の救急のセクション.突き当たりにソファーが見えるが,左にはガードマンが詰める監視室,そして時間外出入口. 岐阜市の救急車が1台待機している. 救急車から降りたストレッチャーはすぐ左の救急部処置室へ. 救急部処置室を見学する見学者たち. 救急部処置室には無影灯も装備されている.20ものコンセントを持つ電源が用意されている.心電図も直接システムに取り込まれるはずだが,紙も併用している様子. 壁の50インチプラズマディスプレイには救急蘇生の手順が示される.開始した時刻,次の手順に進んだ時刻が記録されるようになっている. 救急処置のとき,このコンピュータで処置の記録を行う.中央の電源コンセントの固まりは天井から降りてきている. 左のエコーの機械は,一旦プリントしたものをスキャンしている運用のよう.液晶モニタの右は中型搬送機の搬送装置の一部.ノートパソコンの向こう側にコンテナを入れると右に送られ,それから上に運ばれていくものと思われる. ガス系統,コンピュータラックも天井から降りてきていて,足元がごちゃごちゃしにくいようになっている.. 天井の様子.無影灯の他,ガス系統,電源系統,2台のコンピュータラックが天井から降りてきている. 壁の電源コンセントの場所には不具合があった模様. 救急部特別観察室.処置室の隣にある部屋. 救急部も病棟と同じシステム. マシン室(サーバ室).ここの他にもう一部屋ある.院内のすべての情報はここに集められている. 情報システム室.奥の部屋がマシン室. 見学者説明室.この日は九州大学病院から10名近く見学に訪れていた.左の卓上のモニタは前方のビデオシステムのコントロール画面.中央にリアプロジェクションXGAモニタ,両側上下には50インチのプラズマディスプレイ.今中央に出ている画面を他の画面に移すことも可能.